Jonathan Blog | 200606

2006.06.29 Thursday

キャッツ観劇ツアーまであと１ヶ月です

グリザベラのメモリーのナンバーが終わると「天上への旅」のナンバーに移ります。
ジェリクルリーダーのオールドデュトロノミーが夜明け前にナイフで切ってしまえそうな
静寂に向かって宣言します。
驚きに満ちたその世界に昇れる唯一のジェリクル、再生を許され新しいジェリクルの命を得る猫を。
その者こそは迎えられる、遙かなる天上の世界へ。
ここのナンバーは全員合唱で「昇れ天上へ　光浴びて行くのだ」の歌詞が何度も何度も
繰り返し歌われ、唯一匹のジェリクルがオールドデュトロノミーに伴われて天上に昇って行きます。
そして最後に同じく全員合唱で「ジェリクル集いて　喜び讃えよ　永遠の命に輝き　光浴びる今宵」
と歌われ「天上への旅」のナンバーは終わります。
このナンバーはデュトロノミーのナンバーと共に賛美歌風に作曲されています。
何かの記事でこの場面はキリスト教系の信仰を持った人の方がより深く感動する事が出来ると
読んだ事がありますが、私のようにクリスチャンでない人にとっても十分に感動出来ると思います。
「メモリー」で感動する人、「天上への旅」で感動する人、またはそれ以外のナンバーで感動する人、
人それぞれで感動の場面も当然ちがっていて良いと思います。

2006.06.15 Thursday

キャッツ観劇ツアーまであと１．５ヶ月です

ジェリクルリーダーであるオールドデュトロノミーがさらわれ皆が困っている時に
登場するのがマジック猫のミストフェリーズです。
タイガースでいえば頼れるアニキ金本といったところでしょうか。
ミストフェリーズは数々の不思議な事をやってのけ皆を驚かせています。
今回も不思議な力を使って無事オールドデュトロノミーを助けだす事が出来るのでしょうか？

再び娼婦猫のグリザベラが登場し自分の思いのたけをメモリーにたくして歌いあげます。
辛酸を舐めてきたであろうグリザベラと共に歌うのはけがれを知らないピュアな命の象徴
でもあるシラバブです。
透き通るような声のシラバブとの掛け合いは吉野弘詩の「心の四季」の「雪の日に」の
歌詞を思わせる様な気がします。
そしてこのメモリーではじめてグリザベラの口から未来に向けての「幸せの姿」
という言葉が出てきます。
（１幕のメモリーでも「幸せの日々」という言葉は出てきますがそれは過去に向けての言葉です。）
ここのメモリーのナンバーでは不思議と涙があふれてきます。
自身のメモリーや離別・死別した人達への思い、そして明日への希望、そんな感情が
入り混じっての涙ではないかと思います。

皆さんは２幕最後のメモリーをどのように感じるのでしょうか？